シーズ・研究紹介(機械工学科・宮田 剛)@ココプラ高知県産学官民連携センター 12/16(水)

高知県産学官民連携センター(愛称:ココプラ)が主催する「シーズ・研究紹介」では、高知県内5つの高等教育機関(高知大学、高知県立大学、高知工科大学、高知学園短期大学、高知工業高等専門学校)が持ち回りで、シーズ・研究内容を紹介します。教員の研究内容等をテーマに、参加者と意見交換や連携のアイデア出しを行い、大学等同士、企業と大学等の連携につなげていきます。申込〆切は開催2日前の月曜日。定員36名。どなたでも参加可能です。皆さまのご参加をお待ちしております。

 お申し込みURL  http://www.kocopla.jp/info/dtl.php?ID=589

日時:平成27年12月16日(水)18:30-20:00
場所:高知県産学官民連携センター「ココプラ」交流スペース
    高知県立大学・高知工科大学永国寺キャンパス 地域連携棟1階
    (高知市永国寺町6-28)
講師:高知工業高等専門学校 機械工学科 宮田 剛 准教授
テーマ:光で体を診る
テーマの詳細
 手のひらを太陽にかざしてみると、手指が赤く透けて見えます。これは手を透過してきた赤色光を見ているからです。これは、生体計測の光学窓という600nm~1300nmの波長域の光が生体内に入ると、吸収より散乱が強くなり、散乱を繰り返しながら生体内を伝播するので、結果的に生体内の深くまで光が入るからです。この伝播してきた光は途中の経路で影響を受けるのでさまざまな内部情報を持っているので、体外に出てきた光を解析すれば生体内部の状態を知ることができます。生体光計測とは、このような光と物質の間で生じる相互作用(たとえば、吸収、散乱、反射、回折、発光、拡散、偏光など)を積極的に利用して、生体内部の可視化やダイナミクスの解明をするものです。
 本研究室では、ウェアラブルな生体光計測装置開発を主たる目的とし、体表面ならばどこでも使用できる反射型パルスオキシメータの開発、ストレスとリラックスの切り換わりを可視化するシステムの開発について取り組んでいます。とくに、ストレスの可視化については、ストレス緩和効果のある機能性食品やフレグランスの評価に有用です。また、医療においても新たな診断法を提案するものです。さらに、最近では活魚のストレス解析を行い、品質管理の向上に向けた研究も行っています。今回はこれらについて紹介させていただきます。
 また、今後の医工連携について、国の政策(平成27年4月に国立研究開発法人日本医療研究開発機構設立)や、四国地区高専生命倫理委員会(平成22年4月設立)の活用などについて説明させていただきます。

定員:36名
申し込み締め切り:平成27年12月14日(月)

 ※席に空きがある場合は当日でもご参加いただけますが、申し込みをされた方を優先させていただきます。可能な限り事前にお申し込みください。

お問い合わせ先:高知県産学官民連携センター「ココプラ」
           TEL. 088-821-7111 FAX. 088-821-7112
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  2015/12/14   寮務主事室