シーズ・研究紹介(ソーシャルデザイン工学科・藤田陽師)@ココプラ高知県産学官民連携センター 11/16

 高知県産学官民連携センター(愛称:ココプラ)が主催する「シーズ・研究紹介」では、高知県内5つの高等教育機関(高知大学、高知県立大学、高知工科大学、高知学園短期大学、高知工業高等専門学校)が持ち回りで、シーズ・研究内容を紹介します。教員の研究内容等をテーマに、参加者と意見交換や連携のアイデア出しを行い、大学等同士、企業と大学等の連携につなげていきます。申込〆切は開催2日前の月曜日。定員36名。どなたでも参加可能です。皆さまのご参加をお待ちしております。

 お申し込みURL  http://www.kocopla.jp/info/dtl.php?ID=677

日時:平成28年11月16日(水)18:30-20:00
場所:高知県産学官民連携センター「ココプラ」交流スペース
    高知県立大学・高知工科大学永国寺キャンパス 地域連携棟1階
    (高知市永国寺町6-28)
講師:高知工業高等専門学校 ソーシャルデザイン工学科 藤田 陽師 准教授
テーマ:~パソコン化学~ 工業化学への計算化学の適用事例から
テーマの概要:
 化学の研究分野の中には対象の物質や材料に触らずに、コンピュータを用いて研究を遂行する分野があります。分子軌道計算、分子動力学計算と呼ばれるような計算化学的な研究手法がこれに該当し、実験を通してではなく、理論化学に基づくシミュレーションにより、化学の諸問題を解明していく手法です。コンピュータの高速化、低価格化により、現在ではかなり身近に比較的誰にでも利用できる環境にあります。
 一方、モノを提供し、利益を得ることをその生業としている製造業においては、計算化学的な研究手法だけではモノが作れないので、一見必要のないように思われます。しかしながら、コツをつかみ、上手く使えば、研究開発速度が上がる、または研究コストを低減できるなどが可能です。
 本講演では、化学メーカーでの計算化学的手法の適用例として、ゼオライトを用いたフェノールの酸化反応の触媒系、ポリプロピレンの製造触媒系、および色素増感太陽電池における新規色素開発等についてご報告いたします。
キーワード:分子軌道計算、分子動力学計算、ゼオライト
定員:36名
申し込み締め切り:平成28年11月14日(月)

 ※当日参加も可能ですが、申し込みをされた方を優先させていただきます。可能な限り事前にお申し込みください。

お問い合わせ先:高知県産学官民連携センター「ココプラ」
            TEL. 088-821-7111 FAX. 088-821-7112
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パンフレット (PDF)

  2016/10/25   寮務主事室