学習支援室は、平成27年度に総合学生支援センター内に設置されました。学生の学習面での支援を、学生相談室やキャリア支援室と連携を取りながら行うことを目的として新設されました。ここでは今まで組織的に取り組んできた学習支援として、授業時数の比較的多い数学と英語の補習・演習に関する実践を以下に記します。

 

○ 数学
 1・2年次の放課補習『数学演習』は、習熟度の低い学生への基礎学力の定着をねらいとして設けられ、昭和54年度からは授業時間割に記載されることになりました。この『数学演習』以外にも小テスト等の反復による指導や添削指導など様々な学習支援が授業担当教員を中心として行われ、基礎学力の定着に取り組んできました。その後、数学演習は次第に整備・統一され、平成20年度からは1年生の補習『数学演習Ⅰ』、『数学演習Ⅱ』に専攻科学生によるTeaching Assistant(TA)を活用することとなりました。平成22年度には、2年生数学演習『微積分演習』を開講し、複数教員による指導形態(Team Teaching(TT))を導入し、基礎学力の定着に取り組んできました。更に、平成27年度後期から2年生希望者に『実力強化2年数学演習』を週2時間開講することになりました。この演習は2年生までの数学科目の履修内容から出題された学習到達度試験問題、大学編入学試験問題あるいは本校専攻科入学試験問題の過去問やそれらの類題に対応できる学力を養うことを目的としております。
 3年次の放課補習については、学習意欲の高い学生に対し、出来るだけ早期に実力を高める機会を与えることを目的として、平成24年度から『実力強化3年数学演習』を週2時間行うこととなりました。4・5年生への大学編入学試験対策の取り組みとしては、本校数学科作成の参考書「数学編入試験問題・解答編」(平成5年発行、同10年再発行)、Webページ「大学編入学(工学部)試験 数学問題集」(平成8年開設)および過去問教材プリントが進学希望学生に利用され、現在これらは、補充されながら4年次の選択科目『数学概論A』と5年次の選択科目『数学特論』で活用されております。

○ 英語
 英語科では、従来より1年生および4年生に対して『英語演習』という科目名で放課後に補習を実施してきました。1年生の補習は、低学力者に対する英語力の底上げ、4年生の補習は、編入試験対策として英語力の強化を目的とするものでした。平成23年度から、1年生に対して『英語演習基礎I』、2年生に対して『英語演習基礎II』という科目名で、正式に時間割に記載する形で補習を行うようになりました。さらに平成24年度から3年生に対して『実力強化英語演習』という科目が設けられ、4年生の補習は『英語特論』と改称のうえ、4年の選択科目の中に組み込まれました。以上のような1・2年次における英語力の底上げ、3・4年次における英語力の強化に加え、専攻科生を含む高学年生(4・5年生)に対しては、TOEIC対策の補習を実施するなど、1年生から専攻科生まで一貫した英語学習の支援体制を整えています。


 上記数学、英語以外に理科(物理、化学)、専門科目および留学生・編入生対象の補習・演習も授業時間割に記載され、実施されています。1・2年次の早期から補習・演習等の学習支援を組織的・継続的に行うことにより、興味・関心を持ちながら勉学にいそしむ学生が増加することを期待します。