SD工学科4年生地域協働演習発表会を実施しました

 2月22日(土)本校SD工学科4年生による地域協働演習発表会を専攻科棟4階にて開催しました。地域協働演習は課題解決フィールドとして、絵金蔵(香南市赤岡町)、(株)南国スタイル(南国市上野田)、眞嶋牧場(香南市野市町)、森林技術センター(香美市土佐山田)、浦戸小学校(高知市浦戸)、佐川町教育委員会(佐川町)のご協力により、それぞれの事業所等において18班、78名の学生が課題発見、解決案の提示、解決システムの設計製作等を進めてきました。

 発表会では各事業所等から担当の方にもご参加頂き、学生に対して活発な質疑応答が行われました。学生達は設計製作した装置のデモンストレーションを実施するなど、わかりやすい説明を工夫して積極的に質疑応答に答えていました。

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【学生の感想】

  • この授業をやり始めたころは正直なところ「この授業何のためにあるんだ」と常々感じていた。しかし、授業内で作成した計画書や工程表によく似たものが企業の進捗会議でも実際に使用されていることをインターンシップで知ったことや、来年度に行う卒業研究もおそらく「課題の明確化→解決方法の提案→実行→報告」といった流れで進んでいくのではないかと気づいたことから、この授業を卒業研究や仕事の予行演習と捉え、意欲を持って取り組むことができた。
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  • 私はリーダーという立場上、みんなの意見をまとめて次に何をすればいいのかを決めなければならないので、いままでは自分の考えだけで動いていたのですが、私が間違えたらみんなも間違ってしまうという重圧に頭を悩ませたこともあります。しかしマイナスな面ばかりではなく、良い経験もしました。良い経験というのは発表の際に課題フィールドの方がいらっしゃって私たちの発表を聞いた後で、「合格」 というお言葉をいただいたことです。そこで自分たちがやってきた解決策の方向性は間違っていなかったんだということを認識し、本当にうれしかったです。発表資料作成したときも担当の先生から論文の書き方が学べて将来役に立つ知識が得られてよかったです。それに頑張って作業を行っていたため発表の時の先生からの質問にもしっかり答えることができて頑張った成果が実感できました。今回の実習を通して、長期にわたって製品を製作するにはコミュニケーション能力や責任感、授業で習った内容がとても必要だということが分かりました。そしてこれは企業に入ってからも必要になってくるのでしっかりと身に付けたいと思います。
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  2020/03/09   情報処理センター