高知高専第75回談話会にて折り紙設計についての講演を開催しました

 高知高専図書館視聴覚室にて、第75回談話会を11月28日(木)に開催しました。

 

 図書館主催による談話会は、教職員がそれぞれの専門の立場から学術的知識や研究体験等について、できるだけ平易な形で発表しあい、相互の知的な啓発と親睦を図ることを目的とし、約50年前から年1~2回程度、継続して開催しています。

 

 当日は、高木図書館長の司会で進行し、今年度着任された、山本陽平講師による「伝統と幾何学が交差する折り紙設計の世界」の講演が行われました。

 

 山本先生は、2018年より日本折紙学会の正会員となられ、文様を模した折紙の創作活動を行うと共に、折紙の普及活動にも努められています。会場には、山本先生の作品が展示され、その複雑な文様に、参加者の方々から感嘆の声があがっていました。

 

 講演では、実際に山本先生が折り紙を制作される工程についての紹介に始まり、伝統的な折り紙から国際的に有名になった現在のOrigamiに至るまでの歴史の紹介や、折り紙を創作するにあたっての幾何学的な発想の説明、コンピュータを用いた折り紙設計の方法などをお話いただきました。また、折り上げの工程を体験する時間が設けられ、参加者の皆さんが和気藹々とした雰囲気のなか、折り紙を折る場面もありました。

 

 試験期間中の開催でしたが、約30名の教職員が参加くださり、講演後は発表内容を踏まえた質問が多数行われ、盛況のうちに終了しました。

 

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  2024/12/04   図書・情報係