3年情報セキュリティコースの学生が発案した「日曜市デジタルマップ」に関するプロジェクトが「re-KOSENプロジェクト」に採択されました

 本校ソーシャルデザイン工学科3年 情報セキュリティコースの学生4名による「日曜市デジタルマップ」開発プロジェクトが、re-KOSENプロジェクトに採択されました。

 re-KOSENは、中四国地方の高専生を対象に、地域が抱える実際の課題解決に取り組むことで、次世代の地域を支えるIT人材の育成を目指す「AKATSUKIプロジェクト」採択事業のひとつです。

 本プロジェクトでは、地域社会に密着した課題に対して、ICT技術を活用した実践的な解決策を学生が主体となって提案・実装します。
 

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江口忠臣校長に報告を行った際の様子(左から江口校長、情報セキュリティコース3年北川蓮人、片岡勇登、宮地美風、坂本未羽)

 

 本プロジェクトは、2025年8月から2026年1月までの6か月間に活動を行います。学生たちが主体的に日曜市を中心とした地域課題の調査・分析・開発を段階的に進めています。

 

【実際の活動状況についての学生のコメント】

 現在、本プロジェクトチームは「日曜市デジタルマップ」の開発に向け、高知市のご協力のもと、アンケート調査を実施しています。

 まずは「日曜市にどのような人が訪れているのか」を明らかにするため、現地での聞き取り調査を行いました。

 実施前は回答を得られるか不安もありましたが、多くの方に温かくご協力いただき、計311名の方から回答をいただくことができました。

 準備段階から声をかけて手伝ってくださるお客さんや、励ましの言葉をくださる出店者の方もおり、日曜市の温かさを改めて実感できる貴重なフィールドワークとなりました。

 現在はアンケート結果の集計・分析を進めつつ、「どのような機能が日曜市に求められているのか」をチームで議論しながら、デジタルマップの開発を進めています。

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日曜市で行ったアンケート調査の様子


 今後は、「日曜市に行ったことはあるけれど、最近は足が遠のいている方」や、「これまで行ったことのない方」を対象とした新たなアンケートの実施も予定しています。

 なぜ日曜市から離れてしまったのか、その理由を探ることで、より多くの人に親しまれる市場づくりにつなげていくことを目指します。

 引き続き、私たちの「日曜市デジタルマップ」プロジェクトへのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
 

教育関係   2025/11/18   企画係