高知高専図書館棟視聴覚室にて、第74回談話会を11月29日(水)に開催しました。
図書館主催による談話会は、教職員がそれぞれの専門の立場から学術的知識や研究体験(海外・内地留学等)などについて、できるだけ平易な形で発表しあい、相互の知的な啓発と親睦を図ることを目的として、約50年前から年1~2回程度、継続して開催しています。
昨年、一昨年と新型コロナウイルス対策のためオンラインでの開催でしたが、今年は対面形式に戻しての開催となりました。
当日は、中林図書館長の司会で進行し、今年度本校に着任された、千秋元講師による「コンピュータシミュレーションで作る宇宙の初代天体」の講演が行われました。
千秋先生は、星間物理学の研究をスーパーコンピュータを利用したシミュレーションを用いて行っており、談話会では、ビッグバンによる宇宙誕生から10億年程度の初代天体形成についての研究内容を紹介され、日頃夜空に輝く星から超新星爆発等の現象についてお話をいただきました。
試験期間中の開催でしたが、約20名の教職員が参加くださり、講演後は発表内容を踏まえた質問が多数行われ、盛況のうちに終了しました。