高知高専は、令和7年8月28日(木)、S棟4階会議室を会場に「高専教育研究に関する勉強会」を開催しました。
当日は、有明高専で長く教鞭をとられ、鹿児島高専や米子高専では校長を務められた 氷室 昭三 先生と、神戸市立高専で教務副校長等を歴任された 赤対(しゃくつい) 秀明 先生が講師となり、本校江口忠臣校長ら教職員・学生を対象に講演をいただきました。
氷室先生からは、「世界で最も幸せで、学生が自ら学び大きく成長できる高専を目指して」と題し、高専が目指すエンジニアリング教育の意味や、有明高専・鹿児島高専・米子高専で取り組んできた過去の事業等について、自らの体験談も交えながら講演をいただきました。
また、赤対先生からは、阪神淡路大震災当時、神戸高専で務められていた経験から、「阪神淡路大震災から30年、その時神戸高専は」という題目で講演をいただき、その時神戸高専がどのような状況だったのか、学生や先生自身の手記、並びに記録写真等々をたよりに解説いただきました。
どちらも、今後の高知高専の学校運営や、南海トラフ巨大地震の対策等で参考になる貴重な講演で、参加した教職員と学生は終始真剣な表情で講師2人のお話へ聞き入っているようでした。
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氷室 昭三 先生(鹿児島高専校長、米子高専校長、有明高専教務主事、日本高専学会会長等を歴任) | 赤対 秀明 先生(神戸高専 研究/教務副校長。国際協働研究センター長、日本高専学会会長等を歴任) |