フィギュアメーカーで有名な海洋堂の工房整備計画が進んでいる南国市では、南国市や南国市商工会が「造形文化」の浸透を熱心に行っており、この度、海洋堂、南国市商工会と高知高専の連携企画として「海洋堂造形師 古田悟郎と古代生物を作ろう！」と題した造形ワークショップを本校において開催しました。

  爬虫類や古代生物に造詣が深い海洋堂専属造形師の古田悟郎先生にご指導いただき、参加した学生等１４名は、プレシオサウルスもしくはモササウルスを選び、用意された針金の芯に粘土を盛り付けて成型し、仕上げの塗装を行いました。針金を曲げて様々なポーズをとらせ、自由かつ大胆な塗装を施して独自の作品へと仕上げました。

  どのような場所でどのように古代生物や海生爬虫類が生きていたのかというストーリーを思い浮かべながら、イメージしたうごきやかたち、質感や色彩を立体化する作業に学生たちは真剣に取り組んでいました。自らの創造をモノにするという“ものづくり”の基本を再認識できる機会となりました。