高知高専にて、第73回談話会が11月30日(水)にオンラインで開催された(写真)。
図書館主催による談話会は、教職員がそれぞれの専門の立場から学術的知識や研究体験(海外・内地留学等)などについて、できるだけ平易な形で発表しあい、相互の知的な啓発と親睦を図ることを目的としている。約50年前から年1~2回程度、継続して開催しており、今年もコロナ禍により、昨年に引き続いてオンラインでの開催となった。
当日は、岡林図書館長の司会により進行し、井瀬校長の挨拶に続き、本年度留学生の日本語教員として着任された、大沼敦子特命准教授による「世界にたった一つの餅」の講演が行われた。大沼先生はタイ留学生(1年次生)の授業等を担当されており、今回の講演では、お雑煮に入った餅に関する調査を、今年度第一学年に入学したタイからの留学生に取り組ませ、その取り組みを中心に分析した留学生の日本語力に関する考察をお話いただいた。講演後は会場を中心に質問が寄せられ、発表内容を踏まえた餅についての質問や、留学生にどのように接するべきか等、教職員が関心を持つ内容についてご回答いただき、大変興味深く聴講できる内容であった。試験期間中の開催であったが、約25名の教職員が参加した。