国際交流
「第8回NIT-NUU日台国際カンファレンス」を開催しました@高知市文化プラザかるぽーと
この度「第8回日台国際カンファレンス」を、令和7年7月19日(土)20日(日)の2日間、高知市文化プラザかるぽーとを会場に開催しました。なお本会は、協力企業として「西尾レントオール株式会社」「株式会社日立ハイテク」からご支援をいただきました。
「NIT-NUU日台国際カンファレンス」は、活発な学術的国際交流に資するため、中四国地区の国立高等専門学校と台湾國立聯合大學(NUU)が協力して実施するものです。台湾國立聯合大學は、独立行政法人国立高等専門学校機構が包括的学術交流協定を結ぶ台湾の大学で、中四国の高専を中心に教員・学生の交流を盛んに行っています。
高知高専が幹事校となり実施し初の高知県開催となった今回、國立聯合大学の学生・教員のほか、中四国地方の各高専からも学生らが参加、日頃の研究成果について、口頭発表及びポスターセッションが行われました。参加者として2日間で合計188名(台湾68名、日本120名)を迎え、口頭発表83件、ポスターセッション21件を実施、過去最多となりました。
1日目の19日(土)にはまず開会式が実施され、本校の江口忠臣校長をはじめ、国立高等専門学校機構 中島英治理事、國立聯合大學 Ti-Kuang Hou学長から開会の挨拶が述べられたのち、参加者全員で記念撮影が行われました。その後、「マネジメント」「電気・電子工学」「建築工学・土木工学・環境工学」「化学・生化学・材料科学」「計算機科学・情報工学」「機械工学・エネルギー工学」「言語学・語学教育・文化」のそれぞれの分野について、学生及び教員から口頭発表が行われました。前後半で行われた口頭発表の間には、ポスターセッション、及び協力企業の西尾レントオール株式会社によるエキシビジョン展示も実施され、にぎやかな雰囲気の中、積極的な学術交流が行われました。また、1日目の開会前には、台湾学生・教員向けの高知観光ツアーを実施したほか、夜には歓迎のバンケットを開催し、今回初めて高知県を訪れる人も多い中、高知の観光名所や食についても楽しんでいただけたようでした。
2日目となった20日(日)、はじめに協力企業の西尾レントオール株式会社による基調講演が行われました。その後、1日目に引き続き各テーマの口頭発表が行われました。閉会式では、江口校長から閉会と御礼の挨拶が述べられたほか、Ti-Kuang Hou学長からは来年聯合大学で開催予定の第9回大会へ期待の言葉が述べられ、終始にこやかなムードの中、無事閉会いたしました。
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開会式の様子(江口校長) | 開会式の様子(中島理事) | 開会式の様子(Ti-Kuang Hou学長) |
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発表の様子① | 発表の様子② | 発表の様子③ |
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ポスターセッション | 西尾レントオールエキシビジョン | バンケット |
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西尾レントオール基調講演 | 閉会の挨拶(江口校長) | 閉会の挨拶(Ti-Kuang Hou学長) |
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記念写真 |
アンダラス大学及びプルタミナ大学と協定を締結しました。
令和7年7月17日、「高知工業高等専門学校とアンダラス大学との間における教育上の交流・連携に関する協定」及び「高知工業高等専門学校とプルタミナ大学との間における教育上の交流・連携に関する協定」が締結されました。
協定締結式は高知高専で行われ、アンダラス大学からはLusi Susanti教授、プルタミナ大学からはIwan Sukarno教授、江口忠臣校長、デービッド・グラント国際交流室長らが出席しました。
アンダラス大学は、1956年に設立されたインドネシアで4番目に古い大学であり、15学部及び大学院に約3万人の学生が在籍している大規模大学です。
プルタミナ大学は、2016年に設立された私立大学で、6学部から構成されています。エネルギービジネスおよび科学技術の分野で世界トップクラスを目指すことを目的に設立されました。
アンダラス大学のLusi Susanti教授からは「来月8月には高知高専の本科2年生の学生を3週間受け入れることになっている。これからも多くの学生や教員間の交流を期待する」、プルタミナ大学のIwan Sukarno教授からは「教員間の共同研究や学生の交流を積極的に進めていきたい」との言葉があり、江口校長からは「この度の連携協定が、非常に有意義なものになることを期待している。連携協定を活用し、お互いの発展に一層貢献したい」との言葉がありました。
今後、高知工業高等専門学校、アンダラス大学及びプルタミナ大学は、教育のみならず様々な国際交流の推進に取り組んでいく予定です。
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協定締結式の様子1 | 協定締結式の様子2 |
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江口忠臣校長と、アンダラス大学Lusi Susanti教授 | 江口忠臣校長と、プルタミナ大学Iwan Sukarno教授 |
「トビタテ!留学JAPAN」新・日本代表プログラムに高知高専生5名が採択
文部科学省が官民協働で実施している海外留学支援制度、「トビタテ!留学JAPAN」新・日本代表プログラム【高校生等対象2025年度(第10期)】に、本校の学生5名が採択されました。
【トビタテ!留学JAPANとは】
「トビタテ!留学JAPAN」は、意欲と能力ある全ての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的として、2013年から文部科学省が開始した留学促進キャンペーンです。政府だけでなく、社会総掛かりで取り組むことにより大きな効果が得られるものと考え、各分野で活躍されている方々や民間企業からのご支援やご協力により、官民協働で世界で活躍できるグローバル人材を育成しています。
【参考リンク】https://tobitate-mext.jasso.go.jp/
2025年度、高校生コースには全国から1519人の応募があり、588人が採択されました。採択された本校の学生5名は、今後語学や専門分野の知識をさらに向上させ、日本代表として留学先での活動を行います。
「グローバルキャンプ in Kochi」を開催しました
3月23日(木)から3月29日(水)の7日間、高知高専にて「グローバルキャンプ in Kochi」を開催し、高専生12名(本校2年生2名、3年生2名、4年生2名、5年生1名、専攻科生2名、弓削商船高専3年生1名、豊田高専3年生1名、大島商船高専4年生1名)と海外大学生12名(マレーシア・マラ工科大学4名、インドネシア・プルタミナ大学3名、インドネシア・アンダラス大学3名、台湾・聯合大学2名)で交流を行いました。
「高知県における減災・防災技術を基に次世代に向けた防災教育用教材の提案を通した国際協働ワークショップ」をテーマに、ソーシャルゲーム(MineCraft)を用いて、都市や災害シミュレータを作成し、防災用の教材としての可能性を議論しました。
また、企業(株式会社西尾レントオール)の協力のもと、災害復興時に活躍する建設機器や重機の体験、さらに高知河川国道事務所の協力のもと、仁淀川の治水計画、土佐市および南国市にある津波避難タワーの見学を行いました。
開催期間中、参加学生はのいち青少年センターに宿泊し、朝から晩まで充実した国際交流を行っていました。特に、研修後に毎日のように高知市内へ出かけ、買い物や食事を楽しんだようです。
シンガポール・ナンヤンポリテクニーク(NYP)の学生と高知市内で交流を行いました。
4月1日にシンガポール・ナンヤンポリテクニーク(NYP)の学生20名と事前に募集した本校学生25名(新2年生6名,新3年生6名,新4年生10名,新5年生3名)が高知市内で交流を行いました.
今回は特に,初めて参加する低学年生も多くいました.
午前中は,塩見記念青少年プラザで日本とシンガポールの社会課題(人口減少と高齢化,AI社会,気候変動と持続可能性,ゴミの管理とリサイクル)に関して,グループごとにディスカッションを行い,最後に本校学生とNYP学生がペアになってショートプレゼンテーションを行いました.午後はグループに分かれて,桜が満開の高知城ほか,高知市街地を散策しました.
このイベントは,当初2020年3月に予定されていましたが,コロナ禍で交流ができず,4年ぶりにやっと開催することができました.
参加した学生からは,「最初はうまく話せなかったが,少しずつ慣れてきた」,「もっと英語を話せるようになりたいと強く感じた」,「また参加したい」等,海外の同世代の学生との楽しいひとときが送れたようでした.
国際交流室では,今後も交流イベントや国内キャンプ,海外研修等,様々な内容のイベントを計画しています.
異文化への理解や語学習得のモチベーションを高めるためにも,多くの学生にぜひ参加してもらいたいと思います.
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交流の様子1 | 交流の様子2 |
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交流の様子3 | 交流の様子4 |