高知高専・群馬高専を中心とする10高専による超小型衛星がJAXA革新的衛星技術実証２号機に搭載される実証テーマに選定されました｜新着情報

高知高専・群馬高専を中心とする10高専（高知高専、群馬高専、徳山高専、香川高専、新居浜高専、明石高専、岐阜高専、鹿児島高専、米子高専、

苫小牧高専）による超小型衛星が宇宙航空研究開発機構（JAXA）の革新的衛星技術実証２号機に搭載される実証テーマに選定されました。

・「革新的衛星技術実証２号機のテーマ公募」選定結果について（2018年12月）

・「革新的衛星技術実証2号機のテーマ公募」選定結果について

・JAXA革新的衛星技術実証プログラム

この超小型衛星（キューブサット）は、高専が連携して打ち上げる超小型衛星としては初めてとなりますので、

高専連携衛星1号機（KOSEN-1)と呼んでおります。

この超小型衛星のKOSEN-1は、2020年頃、JAXAのイプシロンロケットで打ち上げられる予定です。

この採択にあたっては、今までの以下の取り組みがベースとなっております。

・文部科学省・宇宙航空人材育成プログラム

（１）高知高専・徳山高専を中心とした8高専による文部科学省・平成26年度

　　　実践的若手宇宙人材育成プログラム「国立高専超小型衛星実現に向けての

　　　全国高専連携宇宙人材育成事業」（代表者：高知高専・今井一雅）

（２）徳山高専・高知高専を中心とした10高専による文部科学省・平成29年度

　　　宇宙航空人材育成プログラム「超小型衛星開発を通した高専ネットワーク

　　　型宇宙人材育成」（代表者：徳山高専・北村健太郎）

また、今回の採択された超小型衛星は、高知高専の学生チームによる衛星設計コンテストでの以下のような受賞作品をベースにしたものです。

（１）第25回衛星設計コンテスト(2017)

　　　アイデア大賞：高知高専「折り紙ソーラーシステム衛星「ＯＳ３」」

（２）第24回衛星設計コンテスト(2016)

　　　日本天文学会賞：高知高専「木星電波ビーム観測衛星「JBeam」」

打ち上げ予定の超小型衛星のテーマ名と内容等は、下記の通りです。

高専連携技術実証衛星「KOSEN-1」

テーマ名「2Uキューブサットによる超高精度姿勢制御・超小型LinuxマイコンボードによるOBC・木星電波アンテナ展開技術の実証」

　　　（高知工業高等専門学校、群馬工業高等専門学校）

　　　(1) デュアルリアクションホイールによる超高精度姿勢制御の宇宙実証

　　　(2) 超小型Linuxマイコンボード Raspberry Pi ZeroによるOBCの宇宙実証

　　　(3) 木星電波観測用アンテナ展開技術の宇宙実証

サイズ：10cmｘ10cmｘ22cm

重量：2.6kg

実施責任者：高知高専・ソーシャルデザイン工学科　今井一雅　嘱託教授

副実施責任者：群馬高専・機械工学科　平社信人　准教授

副実施責任者：高知高専・ソーシャルデザイン工学科　高田　拓　准教授

共同実施者：徳山高専、香川高専、新居浜高専、明石高専、岐阜高専、

　　　　　　鹿児島高専、米子高専、苫小牧高専

超小型衛星を開発する学生たち

2019/01/22 企画係

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