研究成果

本校専攻科卒業生の研究成果が、東北大学金属材料研究所の「KINKEN Research Highlights 2023」に選出されました

 今回、東北大学金属材料研究所の過去1年間の重要な研究成果の一つとして、本校との共同研究による成果である「Uncovering Fractional Quantum Hall Effect in an InAs Two-Dimensional Electron Gas by Gate Tuning」が2023年版「KINKEN Research Highlights」47ページに掲載されました。この研究成果は、小松颯さん(専攻科 第21期生)が本校専攻科在籍中に行ったもので、2022年2月15日公開のPhysical Review B誌(アメリカ物理学会発行)に掲載されたものです。

 

〇冊子体はこちらから(東北大学金属材料研究所HP<http://www.imr.tohoku.ac.jp/>より)

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研究成果   2023/12/18   企画係

専攻科2年生がファインバブル産業会学術表彰で学生奨励賞を受賞しました。

 ファインバブルとは直径100 μm未満の微細気泡を指し、日本発の技術として産業化が進んでいます。その産業化において最も重要な要素はファインバブル技術の効果原理を始めとする各種原理の確立にあり、それらの研究成果に関する功績表彰として一般社団法人ファインバブル産業会内で「学術表彰制度」が創設されました。当該表彰は関係するファインバブル学会連合(日本混相流学会・日本ソノケミストリー学会・化学工学会等が参画)等を通して、広く告知され厳正なる審査・議論を経て、本校専攻科生2年生の森下海都くんが学生奨励賞を受賞いたしました。他の受賞者はすべて大学院生で、高専では本学生のみの受賞です。

https://fbia.or.jp/academic-awards-2023/
https://fbia.or.jp/academic-awards-2023/student-incentive-award-2023/#%E6%A3%AE%E4%B8%8B%20%E6%B5%B7%E9%83%BD

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今回受賞した、本校専攻科生2年生の森下海都くん(写真中央)

 

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研究成果   2023/11/14   企画係

KOSEN-1衛星・地球1万周記念動画の公開とイベントについて

 高知高専を中心とした10高専が開発し、2021年11月9日にJAXAのイプシロンロケット5号機で打ち上げられた国立高専初の超小型衛星KOSEN-1は、2023年9月5日に地球を1万周することができました。この1万周を記念して、下記のような記念動画が公開されており、記念イベントも行われる予定です。

 

(1)高知高専・宇宙科学研究部の学生により「KOSEN-1衛星地球1万周記念動画」が作成され、下記のURLで公開されました。

   KOSEN-1衛星・地球1万周記念動画
   https://www.youtube.com/watch?v=bynY4h7moYg

KOSEN-1衛星・地球1万周記念動画.jpg

 

(2)KOSEN-1衛星・地球1万周記念イベントが、2023年10月29日(日)10時から15時まで、海洋堂Space Factoryなんこくで行われる企画展「ナンコクスクールフェスティバル2023」で行われる予定です。このイベントでは、海洋堂Space Factoryなんこくの3階に設置されているKOSEN-1衛星地球局の説明やKOSEN-1衛星からの電波を受信することができる段ボール八木アンテナの実演が行われることになっています。

   KOSEN-1衛星・地球1万周記念イベント
   https://kaiyodo-sfn.jp/event/イベント/1308/

 このKOSEN-1衛星は、2018年12月にJAXAの革新的衛星技術実証プログラムに採択され、10高専(高知高専、群馬高専、徳山高専、岐阜高専、香川高専、米子高専、新居浜高専、明石高専、鹿児島高専、苫小牧高専)の高専間連携プロジェクトとして開発が行われ、打ち上げに成功しました。KOSEN-1衛星は、打ち上げから2年近い運用が行われており、その間、下記のように宇宙での衛星ミッションに成功しております。

 

   高専衛星KOSEN-1で世界初の姿勢制御実験に成功〜新しい衛星用姿勢制御装置を開発し宇宙で実証〜
   https://www.kochi-ct.ac.jp/news/archives/763

   【高知高専】高専衛星KOSEN-1宇宙技術実証に成功!〜衛星の心臓部に市販のLinuxマイコンボードを使用〜
   https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000148.000075419.html


 また、高知高専・宇宙科学研究部では、手作り段ボール八木アンテナを考案し、高専制度創設60周年事業の一環で、全国の高専生を対象とした、「高専衛星プロジェクトのイベント」として、段ボール八木アンテナキットを全国の高専に配布し、42キャンパスの高専生が参加したKOSEN-1衛星ビーコン電波の受信実験が実施されました(その様子は、前述の記念動画でも紹介されています)。

   【高専制度創設60周年特集】高知高専が手作り段ボール八木アンテナでKOSEN-1のビーコン電波の受信成功
   https://dempa-digital.com/article/373042

   【全国の高専生対象】高専制度創設60周年記念「高専衛星プロジェクトのイベント」について(ご案内)
   https://www.kochi-ct.ac.jp/news/archives/864

 

1万周記念スライド_20230905.jpg

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研究成果   2023/10/27   企画係

高知高専が参画する文部科学省の宇宙人材育成プログラムが採択されました

 高知高専が参画する文部科学省の宇宙人材育成プログラムが採択され、2023年10月2日より事業が開始されました。この事業では、全国の高専で宇宙工学の単位取得が可能となる次世代の高専型宇宙人材育成の取り組みが行われることになります。

 この宇宙人材育成プログラムは、新居浜高専が代表校として、5高専(新居浜高専、高知高専、米子高専、香川高専(高松)、群馬高専)が共同提案した課題が、文部科学省の「令和5年度宇宙航空科学技術推進委託費・宇宙人材育成プログラム【専門人材育成】」に採択されたもので、課題名は、「全国高専宇宙工学コース設立による実践的宇宙人材育成の展開」(研究代表者:新居浜高専電気情報工学科 若林誠准教授)です。

 

 文部科学省・宇宙航空科学技術推進委託費・令和5年度採択課題
 https://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/space/jigyou/detail/1347482.htm#r05

 

 高知高専においては、ソーシャルデザイン工学科の立川崇之教授と今井一雅客員教授が、この事業に参画しており、高知高専が中心となり10高専が連携してJAXAのイプシロンロケット5号機で打ち上げられたKOSEN-1衛星の開発と運用の成果や、現在開発中のKOSEN-2R衛星、KOSEN-3衛星の高知高専の取り組みが、今回の宇宙人材育成事業に生かされることになります。

 今回採択された宇宙人材育成事業の最初のイベントとして、10月7日から9日まで新居浜高専で「高専スペースキャンプ2023」が開催されました。下記の写真は全国から参加した28名の高専生の集合写真で、高知高専は宇宙科学研究部の9名の学生が参加しております。写真の背景のパラボラアンテナは、新居浜高専に新設(2023年3月に設置)された衛星受信専用の直径が2.4mのパラボラアンテナシステムとなり、この宇宙人材育成事業では全国の高専からインターネットを経由して遠隔制御し、衛星電波受信の実習を行っていく予定です。

 

高専スペースキャンプ2023集合写真_新居浜高専.jpg


 今回の採択は、高専型宇宙人材育成事業としては、下記のように4回目となり、継続的な宇宙人材育成事業の取り組みが高専間の連携によって行われてきました。なお、最初の2014年に採択された実践的若手宇宙人材育成プログラムは、高知高専の今井一雅客員教授が代表者として実施されたものです。

 

文部科学省・宇宙航空科学技術推進委託費に採択された高専型宇宙人材育成事業

(1)2014年~2016年 実践的若手宇宙人材育成プログラム
 課題名:「国立高専超小型衛星実現に向けての全国高専連携宇宙人材育成事業」
 予算総額:2900万円
 実施機関:高知高専、徳山高専、香川高専(高松)、奈良高専、新居浜高専、
 明石高専、群馬高専、鹿児島高専
 https://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/11/13/1398130_001.pdf

 

(2)2017年~2019年 宇宙航空人材育成プログラム
 課題名:「超小型衛星開発を通した高専ネットワーク型宇宙人材育成」
 予算総額:4400万円
 実施機関:徳山高専、高知高専、新居浜高専、明石高専、群馬高専、鹿児島高専、
 米子高専、岐阜高専、苫小牧高専、香川高専(高松)
 https://www.mext.go.jp/content/20210401-mxt_uchukai01-100000553_3.pdf

 

(3)2020年~2022年 宇宙航空人材育成プログラム
 課題名:「継続的な超小型衛星開発・運用を通した次世代の高専型宇宙人材育成」
 予算総額:4800万円
 実施機関:新居浜高専、高知高専・徳山高専・米子高専・岐阜高専・群馬高専
 https://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/space/jigyou/detail/1347482.htm#r02

 

(4)2023年~2025年 宇宙航空人材育成プログラム
 課題名:「全国高専宇宙工学コース設立による実践的宇宙人材育成の展開」
 予算総額:3900万円
 実施機関:新居浜高専、高知高専、米子高専、香川高専(高松)、群馬高専

 

上記4回のプログラム(12年間)の予算総額: 1億6千万円

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研究成果   2023/10/20   企画係

【プレスリリース】学生の論文が 『Chemistry-An Asian Journal』誌のFront Coverに選出されました!

学生の論文が 『Chemistry – An Asian Journal』誌のFront Coverに選出されました。

 専攻科ソーシャルデザイン工学専攻2年の野並玲奈さん、ソーシャルデザイン工学科新素材・生命コース5年の山﨑朋和さんと白井智彦准教授らの研究グループは、イリジウム触媒を用いて入手容易なカルボン酸を原料とした新しい有機合成手法を開発しました。本研究成果は、Chemistry – An Asian Journal誌に掲載され(2023年7月18日(火)オンライン公開)、同誌のFront Cover(表紙)に選出されました。また、Wiley社の「Hot Topic: Fluorine Chemistry」で紹介されました。

 

表紙画像.png

 

研究成果の要点

・入手が容易な芳香族カルボン酸という分子を有用分子へ変えるための新しい手法を開発することに成功した。

・廃棄物が少ない新しい合成プロセスとして期待される。

 

【発表論文の情報】
論文名:Cationic Iridium-Catalyzed Decarboxylation of Aromatic Carboxylic Acids(カチオン性イリジウム触媒を用いる芳香族カルボン酸の脱炭酸反応)
著者名:Reina Nonami1, Yu Kishino1, Tomokazu Yamasaki1, Kazuya Kanemoto2, Kento Iwai3, Nagatoshi Nishiwaki3, Kazutaka Shibatomi4, Tomohiko Shirai1 (1高知工業高等専門学校、2東北大学、3高知工科大学、4豊橋技術科学大学)
雑誌名:Chemistry – An Asian Journal
公表日(オンライン公開日):2023年7月18日【論文】
論文URL: https://doi.org/10.1002/asia.202300533
Hot Topic: Fluorine Chemistry: https://chemistry-europe.onlinelibrary.wiley.com/doi/toc/10.1002/(ISSN)1099-0690.hottopic-fluorine

白井研究室ホームページ URL: https://shirai-t.wixsite.com/website

高専機構プレスリリース URL: https://www.value-press.com/pressrelease/324010  (8月29日更新)

 

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研究成果   2023/08/30   企画係